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「ちょっと出かけてくる」
夫は、それだけ言って靴を履く。行き先も、帰る時間も、言わない。
私が同じことをしたら、たぶん成立しない。
子どもを誰が見るのか、ごはんはどうするのか、それを全部つけて説明して、ようやく「いいよ」がもらえる。
もらえる、という時点でおかしいのに。
※以下は実際によくある相談内容をもとに再構成した会話です。特定の個人の投稿ではありません。
まずはこの相談から
私が友達とごはんに行くときは、1週間前から調整して、当日は夫の機嫌をうかがって、帰りは急いで帰ってきます。
同じことをしてるはずなのに、なんで私だけこんなに疲れるんでしょうか
この時点でもう対等じゃないんですよね
で、夫が「大変だった」って言うんです。それ毎日なんですけど、って言えませんでした
「ちょっと出かけてくる」だけ言って、3時間帰らなかった。
そしたら夫から鬼のように連絡が来て、それで全部わかりました
不公平の正体は、時間の量ではない
夫のほうが自由時間が長い。それも事実ですが、消耗の本体はそこではありません。
効いているのは、出かけるための手続きが、片方にだけあることです。
・行き先と帰宅時間を説明する
・子どもの段取りを全部組んでから出る
・相手の機嫌が悪くならないタイミングを選ぶ
・帰ってから元に戻す作業がある
夫の3時間は、3時間です。
あなたの3時間は、前後の準備と後片づけを入れると、実際には半日ぶんの労力になっています。
だから「たまには行ってきていいよ」と言われても、素直に嬉しくない。
許可を出す側と、もらう側という構図が、そのたびに確認されるからです。
「見ててあげる」という言葉が引っかかる理由
自分の子どもを見ることは、預かりではありません。
それなのに「見ててあげる」「今日は俺がやるから」と言われると、本来こちらの仕事を、特別に肩代わりしているという前提が入ってきます。
この前提がある限り、感謝を要求されます。
そして感謝を返す作業も、こちら側の仕事として増えていきます。
同じ違和感の別バージョンとして、「家事を手伝う」と言う夫の話もあります。
今日からできること(3つだけ)
1. 「行ってもいい?」を「◯日は出かける」に変える
言い方を変えるだけで、構図が変わります。
許可を求める形をやめて、予定として通知する。
「土曜の13時から17時まで出かけるね」で終わりにする。
最初はもめます。もめるのは、いままでが許可制だった証拠です。
2. 自分の自由時間を、カレンダーに先に入れる
余った時間で休もうとすると、永遠に余りません。
先に予定として置いてしまう。家族の予定と同じ場所に、同じ強さで書く。
後から入ってきた用事より、先にあるほうが強いです。
3. 「帰ってきてからが大変」を、先に潰しておく
出かけたくない本当の理由が、帰宅後の復旧作業であることは本当に多いです。
だったら、出る前に線を引いておく。
「散らかっててもいい。でもごはんと風呂だけは終わらせておいて」
全部を求めない代わりに、2つだけ確実に。
これが、いちばん現実的に効きます。
最後に
あなたが不満なのは、夫が遊んでいるからではありません。
同じことをするのに、こちらだけ手続きが要るからです。
それは心が狭いのではなく、単純に不公平です。
不公平を不公平と呼ぶのに、遠慮はいりません。
今度の休みは、許可を取らずに、予定として出かけてみてください。

