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スーパーで、値段を見てからカゴに入れる。
自分のものだけ、そっと戻す。
夫は稼いでいる。飲みにも行くし、趣味の物も買っている。
それなのに、渡される生活費は決まった額で、足りない分は私が黙って埋めている。
「いくら稼いでるの」と聞くと、機嫌が悪くなる。
だから、もう聞かない。
※以下は実際によくある相談内容をもとに再構成した会話です。特定の個人の投稿ではありません。
まずはこの相談から
生活費として月に決まった額をもらっていますが、物価が上がってから完全に足りていません。
足りないと言うと「やりくりが下手」と言われます。私の独身時代の貯金が減っていく一方です
「足りない」と言うと家計簿を見せろと言われて、こっちだけ全部見せて、向こうは何も出さない。あれ、審査ですよね
ある日通帳を見て、200万近く消えてることに気づいて手が震えました。それ、家に入れたお金なんですよね。記録もないけど
感情ではなく数字を聞かれます。だから今からでも書いておいたほうがいいです
私は何も残ってなかったので、何も言えませんでした
これは「やりくり」の問題ではない
まず、はっきりさせておきたいことがあります。
夫婦には生活費を分担する義務があります。専業でも共働きでも、収入の多い側が多く負担するのが原則です。
「渡している額で足りないなら、足りないほうが悪い」という理屈は、ここでは通りません。
そして次のうち複数に当てはまるなら、それは家計管理ではなくお金による支配に近い状態です。
・相手の収入をまったく知らされていない
・こちらの支出だけ細かく説明を求められる
・自分の口座やカードを持たせてもらえない
・お金を渡す・渡さないが、機嫌によって変わる
・生活費が足りない分を、自分の貯金で埋め続けている
この状態は、我慢しているうちに証拠も貯金も同時に減っていくのが最大の問題です。
いま、いちばんに残すべきものは「記録」
離れるかどうかは、今日決めなくていいです。
ただ、決めるときに必要になるものだけは、今日から残せます。
スレッドにあった通り、相談窓口で最初に聞かれるのは感情ではなく数字です。
・毎月いくら渡されているか(金額と日付)
・生活費として実際にいくらかかっているか
・自分の貯金からいくら補填したか
・「お金がない」と言われた日のやりとり
スマホのメモで十分です。日付が入っていればいい。
あとから作ることができないのは、この日付の部分だけです。
相談できる場所(無料)
お金の話を家庭内だけで完結させないでください。第三者が一人入るだけで、話がまったく変わります。
・法テラス/収入条件を満たせば弁護士への無料相談が使えます
・配偶者暴力相談支援センター・女性センター/お金による支配も相談対象です
・市区町村の女性相談・家庭相談/匿名で電話だけでも可能なところが多いです
財産分与や住宅ローンなど、お金の仕組みそのものを知っておきたい場合は、離婚で住宅ローンが残った家はどうする?(ママFPのお金相談所)のような、お金の専門サイトのほうが正確です。
今日からできること(3つだけ)
1. 自分名義の口座を1つ持つ
金額はゼロでもいい。存在させておくことが大事です。
いざというときに、口座を作るところから始めるのはかなりきついです。
先に器だけ作っておく。
2. 「足りない」ではなく「いくら足りない」で話す
「足りない」は感想として処理されます。
「今月、食費と日用品で◯円。渡されているのが◯円。差額が◯円」は事実です。
感想は否定できますが、差額は否定できません。
3. 自分で動かせるお金の入口を、細くてもいいから作る
これは「働け」という話ではありません。
お金の出どころが1本しかない状態が、いちばん危ないという話です。
月に2万でも自分の口座に入ってくるものがあると、判断の自由度がまるで変わります。
いま応募しなくても、どんな仕事がいくらなのかを見ておくだけで違います。
「自分で決められるお金」から始めたいなら、月3万を自分の口座に入れる話も合わせてどうぞ。
最後に
お金を渡されないことより、お金のことを聞けない空気のほうが、たぶん本体です。
聞けない関係で、この先30年の家計を組むのは無理があります。
それは、あなたのやりくりが下手だからではありません。
今日は、今月の差額をメモに書くだけでいいです。
数字は、あなたの味方になります。

