PR・広告を含みます
離婚した人の投稿には、たいてい「後悔していない」と書いてある。
でも、それは決断した日の高揚が書かせている文章かもしれない、とも思う。
知りたいのは、そのあとだ。
3ヶ月後、1年後に、実際どうなったのか。
※以下は実際によくある相談内容をもとに再構成した会話です。特定の個人の投稿ではありません。
まずはこの相談から
SNSで「離婚してよかった」という投稿はよく見ますが、そのあとの生活が知りたいです。
綺麗な話じゃなくて、実際どうだったのか
楽になったと感じたのは半年目
感情を処理する余裕がなかった
それまで気づかないくらい、体に染みついてた
玄関の音で身構えなくなったのが、一番の変化でした
時期ごとに、起きること
最初の1ヶ月:事務作業に埋もれる
解放感を期待していると、まず驚きます。ひたすら手続きです。
住民票、健康保険、年金、子どもの姓と戸籍、児童手当の振込先変更、保育園・学校への届出、銀行やカードの名義、携帯や光熱費の契約
ここで消耗して「こんなはずじゃなかった」と感じる人が多いですが、これは離婚の結果ではなく、引っ越しと手続きの負荷です。分けて考えてください。
3ヶ月:お金の現実が見える
もうひとつ、離婚後に起きやすい問題があります。元夫がローンを払わなくなるケースです。家に住み続ける取り決めをした人は、離婚後の家を競売から守る対策を先に知っておいてください。通知が届いてからでは選択肢が減ります。
手当の入金サイクルが分かり、実際の月次の収支が固まってきます。
ここで足りないと分かった場合でも、慌てないでください。
養育費の取り決めが済んでいない、手当の申請漏れがある、というケースがかなりあります。役所でもう一度確認する価値があります。
半年:日常が戻る
多くの人が「楽になった」と感じ始めるのがこのあたりです。
理由は分かりやすくて、他人の機嫌を管理する仕事がなくなるから。
家事も育児も量としては増えているのに、疲れ方が変わったと言う人が多いです。
1年:気づいていなかった変化に気づく
玄関の音で身構えなくなった。ため息が減った。子どもがよく喋るようになった。
いずれも、失って初めて「あれは負荷だったのか」と分かる種類のものです。
後悔した人に多かったこと
2つ目の「収入の見通し」は、先に確認する5つの数字で計算できます。ここを飛ばした人が一番後悔しています。
正直に書きます。後悔している人もいます。共通点は、だいたい3つです。
1. 条件を決めずに離婚した。養育費・財産分与・面会を口約束で済ませた。あとから請求するのは、非常に大変です
2. 収入の見通しを立てずに出た。感情のピークで動くと、ここが飛びます
3. 相手への怒りが目的になっていた。離婚しても怒りは消えないので、目的が達成されません
逆に言えば、条件と収入を先に固めた人は、ほとんど後悔していません。
これは決断の是非ではなく、準備の差です。
子どもが独立したあとで考え始めた人は、50代で離婚を考え始めた話も合わせてどうぞ。
子どもについて
環境の変化そのものは、負荷になります。転校、引っ越し、生活リズム。
ただ、多くの親が言うのは「家の中が静かになったことを、子どもが先に喜んだ」ということです。
親が思っているより、子どもは前から気づいています。
面会については、感情で決めないほうがいい部分です。
相手が親として問題ないなら、会わせたほうが子どもにとってはいいことが多い。ここは自分の感情と切り分けてください。
働くことが頭をよぎっているなら、ブランクが怖くて動けない話も合わせてどうぞ。
最後に
離婚は、幸せになる方法ではありません。いまの負荷を降ろす方法です。
降ろしたあとに何を積むかは、そのあとの話。
だから「離婚すれば幸せになれますか」の答えは、正直に言えば「なりません」です。
でも、玄関の音で身構えなくていい生活は手に入ります。
それが十分に大きいことなのかどうかは、あなたにしか決められません。

