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殴られたことはない。
だから、これを人に話していいのかわからない。
ただ、家の中では、いつも私が悪いことになっている。
言い返すと話が3時間になるから、途中から「ごめん」と言うようになった。
最近は、何を言われても心が動かない。
それを見て夫が「お前は反省しない」と言う。
※以下は実際によくある相談内容をもとに再構成した会話です。特定の個人の投稿ではありません。
身の危険を感じる状況にある場合は、この記事を読むより先に、下に載せた窓口に連絡してください。
まずはこの相談から
「誰のおかげで飯食えてると思ってんの」「常識ないよね」「言ってもわからないから言わない」
これってモラハラなんでしょうか。それとも私が弱いだけでしょうか
私は10年「私が弱いだけ」だと思ってました
毎回こっちが謝って終わってるなら、それ話し合いじゃないです
いざというとき必要だからというより、自分が「大げさに感じてるだけかも」って思わなくなるためです。
あとで聞き返すと、想像の3倍ひどいので
渦中にいると感覚が壊れるので、自分の記憶より記録のほうが正確になります
言葉のパターンには、名前がついている
「私が弱いだけかも」と思ってしまうのは、この種のやりとりに型があることを知らないからです。
型を知ると、自分の性格の問題ではないことがわかります。
・経済で黙らせる/「誰のおかげで生活できてると思ってる」
・一般論にすり替える/「普通はこうする」「常識でしょ」
・説明を放棄して見下す/「言ってもわからないから言わない」
・感情を否定する/「そんなことで傷つくほうがおかしい」
・沈黙で罰する/数日口をきかない
・外では良い人/だから誰にも信じてもらえない
共通しているのは、議論に勝つことではなく、あなたに諦めさせることが目的だという点です。
だから何を言っても終わりません。終わらせないことが、そもそもの手段だからです。
「何も感じなくなった」は、回復ではありません
言い返さなくなった。腹も立たなくなった。
本人としては、やっと落ち着いたように感じます。
でもこれは、慣れではなく消耗を止めるためにスイッチを切った状態です。
切ったスイッチは、必要なときに自分では戻せなくなることがあります。
危険なのは、この状態のまま年数だけが過ぎることです。
感覚が鈍っていると、本当に危ない場面でも「これくらい普通」と判断してしまいます。
家の外ではまったく違う顔を見せるタイプなら、家の中と外で別人になる夫も読んでみてください。
相談できる場所(無料・匿名可)
ここは広告ではありません。公的な窓口です。
・DV相談+(プラス)/24時間、電話・メール・チャットで相談できます
・配偶者暴力相談支援センター/お住まいの都道府県に必ずあります。言葉による支配も対象です
・法テラス/条件を満たせば弁護士に無料で相談できます
・市区町村の女性相談窓口/匿名の電話だけでも可能なところが多いです
「暴力がないから相談してはいけない」ということは、まったくありません。
むしろ、暴力がない段階のほうが相談しやすいです。
今日からできること(3つだけ)
1. 日付とセリフだけ、そのまま残す
感想は書かなくていいです。いつ、何と言われたかだけ。
目的は2つあります。必要になったときの記録であることと、
自分が「大げさかも」と思わなくなるためです。
2. 話し合いに、時間の上限を先に置く
「今日は30分で終わりにする」と先に宣言する。
終わらなくても、そこで席を立つ。
長時間の追及は、内容ではなく疲労で降参させる方法です。
時間を切ると、その方法が使えなくなります。
3. 家の外に、味方を1人つくる
相談相手でなくてもいい。ただ、あなたの様子を知っている人がいるかどうかで、いざというときの選択肢がまったく変わります。
そして、経済的な選択肢も同じです。
いま離れるかどうかとは関係なく、「離れられる」状態を持っているかどうかが、日々の心の余白を決めます。
最後に
あなたが弱いから、こうなっているのではありません。
毎回謝って終わらせているのは、そうしないと終わらない仕組みになっているからです。
今日、何かを決めなくていい。
ただ「これは私の性格の問題ではない」とだけ、置いておいてください。
それだけで、次に言われたときの効き方が少し変わります。

